蛍を見に白川へ。
2014年05月26日
毎年この時期になると、蛍を見に家の裏手にある白川へ。例年より昼夜の気温差があるせいか数がすくないのですがあの、はかなげな光を見るとなんとも癒されます。
(近くでみると気持ち悪い虫なので遠目で十分)
点滅しながらむらふらと宙を舞うので、写真に収めるのはとても難しいのですが、今年も相方と真夜中に、橋の上からカシャカシャと。「あっちおるで」「こっち、こっち」とアングルを変えて格闘するのですが、結局、写ってんだか写ってないんだかよくわからない写真になります。よくわからない写真なので、昼間撮った鴨さん親子と併せてUPします。(MA)
黒田官兵衛、お椀をかぶって戦った愛妻家。
2014年05月19日
大河ドラマ「軍師官兵衛」を毎週見ています。黒田官兵衛といえば、オープニングにも登場する、お椀を逆さまにしたような形の兜。しかし、なぜお椀なのか気になります。
あの兜の正式名称は「銀白檀塗合子形兜(ぎんびゃくだんぬりごうすなりかぶと)」
もともとは黒田官兵衛の妻・光姫(幸圓)の父である志方城主・櫛橋伊定から婚約の祝いに贈られたもの。合子とは椀と蓋で一対になった器のことで、分かちがたい夫婦の間柄を表したものなのだそう。キリシタンでもあった官兵衛は、生涯側室を持たなかったことからも相当な愛妻家だったことが分かります。
あの兜が実用的に優れていたかどうかは分かりませんが、軍師の本分は戦場に出て自ら戦うことではなく、知略を以って主君を献策すること。官兵衛にとって兜は何でも良かったのかもしれません。
豊臣秀吉に天下を取らせた後の官兵衛はその才能を恐れられるようになり、十分な恩賞も与えられず冷遇されましたが、淡々と秀吉に仕え、平穏に生涯を終えました。
不遇の天才軍師にして、お椀をかぶって戦った愛妻家。色々な顔をもった面白い人物だったことは確かなようです。(UM)
実体がないにもかかわらず巨大な存在感で圧倒するキティちゃんはスゴイものです。
2014年05月7日
大阪駅グランフロントにて開催された「ハローキティ・インスタレーション展」。さまざまなアーティストがキティちゃんをモチーフにいろいろな表現を試みた展示でした。そのなかで建築家・谷尻誠さんの作品は、キティちゃんのシンボルでもあるリボンを無数に(数千個?)天井から吊し、そのシルエットでキティちゃんを浮かび上がらせるというものでした。キャラクターという虚像が人間さえも包み込む巨像でもあるというキャラクターの本質を映し出したその作品が、美しく、カワイク、考えさせられるものでした。昭和の高度成長期に子ども向けキャラクターとして一人のデザイナーのペンから生まれたキティちゃん。そして今日まで40年の時を経て、今や国内はもちろん世界中の国々で認知され、子どもから大人まで、ハリウッドセレブやアラブの王族からも愛される存在となっているそのパワーはなんともすごいものです。(K)