心臓には気をつけて!「アイスバケツチャレンジ」

2014年08月25日

このところ、ネットでは「アイスバケツチャレンジ」が話題です。指名された人が、バケツに入った氷水をかぶるか、ALSの団体に寄付するという運動で、最近では日本の芸能人やスポーツ選手、政治家などもインターネットの動画サイトなどでチャレンジの様子を公開しています。ALSは、「筋萎縮性側索硬化症」という全身の筋力が低下して呼吸すら困難になるという難病で、この治療研究に寄付を呼びかける目的で、アメリカで始められたのがこのパフォーマンスだそう。チャレンジをした人が次にチャレンジする人を3人指名するというチェーンメール的な仕組みのため、動画サイトやSNSなどを通じて瞬く間に運動が広まっていったようです。
こうした運動が広まる背景には、患者数の少ない難病ほど、患者数が多い病気に比べて社会の認知が低く、研究資金が乏しく、治療研究が進みにくいという事情があります。もちろん資金さえあればすぐ治療法が見つかるほど難病の治療研究は簡単ではないし、多くの研究者の地道な努力と時間が必要です。ただ、治療法が確立されるまであと一歩のところまできているのに研究資金の不足で足踏みをしている難病があるとしたら、こうした運動が治療研究を進める一つの「きっかけ」になるかもしれません。
今回のアイスバケツチャレンジにも賛否両論の声がありますが、きっと「何もしないよりはよっぽどいい」のではないかと思います。単なるセレブたちのパフォーマンスや流行に終わることなく、何かの成果につながっていくことを願っています。ただ、氷水にチャレンジされる方、くれぐれも心臓に気をつけて。(UM)

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枯らしてもいいのだ

2014年08月12日

朝ごとに庭先のオシロイバナが小さなくろい種をのぞかせる季節となりました。イブキが草いきれに香りたつさまをおもいながら、わたしは東の窓辺でささやかな鉢植えに水をやります。この窓枠はわが家でいちばん日当たりのよい一等地。いとうせいこうさんがベランダで植物を育てる「ベランダー」なら、さしずめ「窓枠派」でしょうか。そんなことをかんがえながら、『自己流園芸ベランダ派』(河出文庫)を手に取りました。『ボタニカル・ライフ』につづく植物エッセイの第二弾です。帯には「枯らしてもいいのだ」と書かれています。先日の台風で、うっかり開けておいた窓の隙間風にポインセチアをしおらせたわたしには、おおいになぐさめられることばです。

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ありがとう、さようなら。。。

2014年08月4日

以前にこのブログでフィアット・パンダという車にふれましたが、いよいよお別れの日がやってきそうです。

このパンダは1970年代に一世を風靡したジョルジェット・ジウジアーロがデザインしたイタリア車で、他にもフォルクスワーゲン、アルファロメオ、あの映画でも有名なバック・トゥ・ザ・フューチャーに登場した車、デロリアンも彼の作品です。

直線だけの平面で造られたそのスタイルは、余計なモノが一切ない潔いデザインながら、どことなくキュートな外観で、キャンバストップの天井がフルオープンになる(手動)とても遊び心がある車でした。パワステ無し、エアコン無し、エアバックももちろん無し。現代的な快適さは全く見当たらない。ボロいボロいと言われながらも、西へ東へ、本当によく走ってくれました。

ですがここ一年、エンジンの調子が悪く、何とかやってきましたが、いよいよ手放すことになりました。10年間、有り難うございました。できれば廃車ではなく、次のオーナーに渡ることが出来ればいいなぁ~~~。

パンダ

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