ストレンジな映画『バードマン』観てきました。
2015年06月12日
アカデミー賞4部門受賞作ということなので、先入観なしに観てきました。ストーリーはある演劇のプロデューサーでもあるかつてヒーローもの(『バットマン』?)映画スターでもあった中年俳優のエキセントリックな心理?・幻覚?を描いたもの。全編ワンカット長回し的映像はどうやって撮影しているのか、ワンカット撮影なのか、あるいはフルCGなのか、まったく分析できないほどの映像ははみごとでしたが、ちょっとグロい映像のなかにリアルな美しさが隠れている感じで、えぐいのが苦手な人には不向きかもしれません。観た人によって、まったく違った解釈になってしまう結末に、鑑賞後に「 ? 」をずっとひきずってしまうおもしろさ。ブロードウエイ演劇界から商業主義の権化と見下されている、ハリウッド映画界からの果たし状のような映画。ストレンジな秀作映像好きな方にはおすすめの作品です。ぜひ観てください。(K)