佐川美術館でアルチンボルド展を観てきました。
2018年05月25日
ルネサンス期を代表する奇想の画家として果物や野菜などのモチーフを組み合わせた象徴的な肖像画で有名な「ジュゼッペ アルチンボルド」。宮廷画家として活躍し、「寄せ絵」「だまし絵」のジャンルにとどまらない視点で、奇想の作品世界が形成された作品で、20世紀のシュルレアリスムにも多大な影響を与えたアルチンボルドの展覧会が、滋賀県草津市の佐川美術館で開催されていたので観てきました。今回はアメリカ人現代美術作家のフィリップ・ハースが、アルチンボルドの《四季》シリーズ「春」にインスパイアされ、2次元の名作絵画が3次元の立体作品で表現。《春》を始めとする《四季》シリーズ4体(下記写真)が観られたのはかなり興味深かったです。中世ヨーロッパ世界やシュルレアリスムが好きな人にはお奨めです。