生花を習ってます
2018年06月4日
先週末、いけばなレッスンに行ってきました。
年が明けてからは池坊いけばなの伝統的な花型「生花」を習っているのですが、なかなか奧が深く、難しいです。
中心の1本の枝の長さと器のバランス一つをとっても
伝統的に美しいとされる比率が決まっているのですが、
なにぶん相手は毎回種類も形も違う生き物。
毎回、枝を長くし過ぎたり、短く切り過ぎたりと、思うようなバランスに仕上がりません。
思うに、こうした一つとして同じものがない材料に臨機応変に対応する力や勘のよさといったものは
日頃どれだけ体感を磨いて生活しているかに左右されるような気がします。
例えば、料理のようにぴったり何グラムなどと計量できない食材を目分量で量るとか、
量の増減に合わせて加熱時間を調整するとか、盛り付けを考えるといった、
想像力や勘を日常でどのくらい働かせているかが表れるのでは、と。
懇切丁寧に教えていただいているにもかかわらず、なかなかコツが掴めないのは、
弁当に冷凍食品ばかり詰めてる生活が表れてしまっているのかも……と
ゆとりと余裕のない日々の生活を振り返りつつ、いけてました。
とりあえず、今回は比較的よいバランスと言っていただけて一安心。